目次
フリーランスは収入が安定しない!
こんな悩みを抱えている人が多いのではないでしょうか。私を含め周りのフリーランスたちを見ても、会社の状況や世界の動向によって左右されるのがフリーランスという立場です。
0からフリーランスになった場合は、特に
「来月からいきなり仕事がない」
ということも経験するでしょう(実際、私は経験しました…)。
そのリスクを回避するためにも強くおすすめしたいのが「企業に籍を置く」ということ。
それもできれば「常駐」という形を取りましょう!週1回でもいいから。
この記事を読めば「企業とのつながりを持っておこう」という考えが理解できますよ!
企業にポジションを置くべき3つの大きな理由
それは「収入が安定しないこと」。
コロナの自粛などで企業の動きが停滞してしまうと、仕事が受注できない可能性が高くなるのが、私たちフリーランスだからです。
そこでわたしは「企業にもポジションを置き、半企業半フリーランスで働くべき」と提言します。
ここで、フリーランスが企業にポジションを置くべき、3つの大きな理由をまとめてみました。
①収入が安定して継続的に仕事を受けることができる
企業に籍を置くべき、と考える一番の理由は「収入が安定するから」です。
アルバイトや委託など契約は何でも良いと思いますが、特に大切にすべきは「常駐」することです。
週1回や2回でも構いません、会社に自分のポジションをつくること。これが大切です。
外部スタッフでオンラインだけだと、信頼関係を構築できないため、「簡単に切られやすい」のです。
いわば外部スタッフは外注や業者といった立ち位置。
「会社の一因となって働いてくれているんだ」という意識を企業に感じさせてはいけません。
オンラインでいいよ、という場合でも週に1回は打ち合わせに参加するなど「簡単には切りにくい」環境をつくりましょう。
②企業に入り込むことで、企業の課題がわかり、プラスアルファの提案ができる
たとえばフリーライターでよくあるのが「この取材をお願いします」と案件を受ける→書く→提出→終わりという一過性の仕事。
もちろんその一過性が何度も続いていけば、安定した収入につながりますが、しかし
「いりません」と言われればそれまで。
わたしの知り合いのデザイナーで外部スタッフとして契約したものの、半年ほどしてインハウスデザイナーが入社したことで、まわってくる仕事が激減した、という例を知っています。
わたしも「あ、来月から契約終了なので!」と言われたこともあります。
会社がどんな人事をするのか、またどんなビジョンを持って業務を進めていくのかが
不透明なので、ただただ与えられた仕事をこなしていくしかないのです。
当然、ビジョンが見えなければ、その会社で自身のスキルアップも難しいでしょう。
しかし、企業にポジションがあれば企業のニーズは何か?課題解決するために必要なアクションは?など、フィードバックをもらったうえで、建設的な仕事を積み上げていくことができます。
③実は雇う会社側にもメリットが多い
アルバイトや委託スタッフとして働く以上、何らかの「スキル」を持ったうえで入社するはずですよね。ということは、間違いなく「すぐ使える」人材。
教育や研修の手間が省けるだけではなく、それなりの知見を持ったスタッフとより早くビジネスをすすめていけるのです。
また、「フリーランス」という側面も持ち合わせているので、時に社員ではなく「第三者的な目線」
を入れることも可能。(たとえば顧客目線など)
いわばユーザーとしての立場にも立てるので、企業としては一石二鳥ですね!
Kindle for PC (Windows) [ダウンロード]
外部スタッフと割り切って働くのならスキルを出し惜しみするな
オンラインのみで働くスタイルも増えています。そのため、打ち合わせや実際の作業もすべて自宅で済んでしまう場合もあるでしょう。
一見するとすごく生産的な働き方だと思いますが、実はそれが落とし穴…。
経営者側からすれば、仕事をお願いすることも、辞めてもらうこともチャットひとつで済んでしまう「手軽さ」があるのです。
そして、業務をもらっている側からすれば「辞めてほしい」と言われれば「はい」というしかありませんよね。
当然です。「社員」ではないのですから、そこまでの保証を会社は負わないのです。
では、どうすれば関係を継続できるのでしょうか?
契約を打ち切られないために必要なスキルはとてもシンプルです。
それは、仕事を全力で受けていくこと。
持っているスキルを総動員させる+スキルアップにつとめること!
これに尽きます!
会社に与えるメリットを多くしていけばいくほど、「コイツ、使えるな」と企業から判断される可能性が高くなります。
自分も「ここまで全力を尽くして仕事をして、それでクビになるのならある意味仕方がない」と割り切ることもできるでしょう。
ただ…フリーランスにとってこのモチベーションを維持するのは、なかなかキツイと思いませんか?だからこそ、まずは「常駐」で信頼関係を構築することが大切なのです。
まとめ:フリーランスこそ企業との「つながり」を意識すること
メリット多めに書いてきましたが、その反面フリーランスにとって厳しい一面もあります。
企業にとってフリーランスは「なくてはならない存在だ!」とはなりません。
また、コンプライアンス意識や情報保護の観点は社員以上に持つ必要もあるでしょう。
ではなぜフリーランスに仕事をお願いするのでしょう?
その大きな理由はやはり、「使い勝手が良いから」ではないでしょうか。ましてや、何らかのスキルを持った専門家を常駐させることができるなんて、企業にとってはいいことづくめ!
即戦力となるばかりではなく、やめてほしい時は、社員よりもはるかに簡単にやめてもらうことができる。
とても便利な「駒」でしかないのです。
そうなりたくなかったら、自分の「駒」を強くしていくしかありません…!
フリーランスとして8年目になりますが一度も「常駐」として働いてきませんでした。
しかし、今わたしは、週の半分ほど通う形で常駐しライティング作業をしています。これはわたしにとっても、企業にとっても「ちょうどいい」働き方だな、と感じています。
ぜひ参考にしてみてください!