インタビュー取材の日程が決まると、当日までドキドキハラハラが止まらない……
取材前の緊張でお悩みの取材ライターのみなさん、お気持ちよくわかります!
というのも、私自身、「超」がつくほど緊張しやすいからです。
さらに人見知り&小心者と三拍子そろって(?)います。どれかひとつでも直したい……
しかし、そんな私も取材経験を重ねていくにつれて
「取材前にこれをやっておくと、(割と)緊張せずに取材に臨めるぞ」
という、心のお守り的なルーチンが定着してきたんです。
今日はそれをご紹介したいと思います!
目次
取材で緊張しないために。取材前日までにしておく3つのこと
取材で緊張する理由をよく考えてみると、私の場合、「記事に必要なことが聞けなかったらどうしよう」とか「取材相手に失礼があったらどうしよう……」といった不安の影響が大きいのですが、みなさんはどうですか?
・現場で頭真っ白になってテンパる
・基本的なことを知らなくて取材相手を怒らせてしまう
・遅刻や準備不足で信頼感を失う
小心者の私は、このような最悪のケースを想像しては毎回心臓をバクバクさせていました。
でも、安心してください。
こうした不安のほとんどは、取材前日までに3つのことをしておけば解消できます。
その1:質問の整理とプリントアウト
取材でどんなことを聞くか、質問事項を前日までまとめておきましょう。
質問を整理しながら、当日をシミュレーションすることで、だいぶ心が落ち着きます。
台本ではないので、セリフのようにしっかり作り込まなくて大丈夫。
質問を箇条書きでさくっとまとめたものをプリントアウトして、取材当日は手元に置いておきましょう。
とはいえ大体の場合、想定していた流れからズレていくのが取材というものです(笑)。
でも、このメモがあるだけで、万一頭が真っ白になっても話を途切らす心配はありませんから、安心材料になります。
小心者ライターは、メモを忘れたときに備え、メモの撮影(スマホ)もして取材に臨みますっ!
その2:公式情報を多方向から下調べ
取材前の下調べをしないライターさんは、おそらくいないと思います。
しかし、「どこまで調べるか」は悩ましき問題ですよね。「あまり調べすぎても……」という方もいらっしゃることでしょう。
私は、緊張しやすいライターさんの場合、いろいろな方向からしっかり下調べしておくことをおすすめしたいです。
<例>
・インタビュイー本人に関すること
・ご本人の職業や活動ジャンルに関すること
・今回の取材テーマに関すること などなど
基本情報をおさえておけば、いちいちわからないことを聞いて話を途切らすことがありません。スムーズに取材を進められるので、緊張しやすい方も落ち着いて話を伺うことができると思います。 それに、しっかり下調べをしているライターは、取材相手にも好印象を与えられますよ。
下調べをするとき、注意したいのはなるべく「公式の情報を調べる」ということ。
ご本人のホームページや著書、ご本人が発信しているSNSなど、間違いや憶測ではない情報をチェックするようにしましょう。
その点を意識しておけば、「調べたりないかも……」と不安になることも防げます。「公式情報をしっかり調べたからOK!」と、これも安心材料にしてください。
ちなみに取材内容に直接関係ないことでも、「先日発売された本、面白かったです!」とか「今朝のツイッターみました^^」といった話は、場の雰囲気を和らげてくれます。細やかに情報収集をしておくと、緊張緩和にも役立ちますよ。
とはいえ、100%の調査は目指さなくてOKです!
少し前に書いた文章と矛盾してしまいますが、取材当日に初めて知ることがあったって、大抵の場合、大問題にはなりません。
むしろ、そのときに感じた「へぇ〜〜!」という新鮮な驚きは、取材記事のエッセンスになることもあります。インタビュイーに質問をして、話を広げてみてもいいかもしれませんね。
ちなみに私は、雑談に使えそうな情報などは、質問事項メモの端っこに書き入れるようにしています。
その3:持ち物と経路のチェック
持ち物や服は、前日までに必ず用意しておきましょう。
「そんな、小学生の遠足じゃないんだから〜」と思うかもしれませんが、私は何回も経験があるので自信を持っていいます。
当日になってバタバタ準備……は緊張を通り越してパニックになります!
目覚ましがならなかった……今日は子どもの弁当作る日だった……超絶いい夢過ぎて起きたくなかった……
朝は予期せぬトラブルは起きがちです。要注意です。
取材の必需品については、こちらの記事で紹介しているので、ぜひ読んでみてくださいね。
撮影が必要な取材では、カメラ、三脚などもお忘れなく。
あと、忘れてならないのが、取材場所への経路チェックです!
いうまでもなく、
取材は(に限らずですが)遅刻厳禁!
遅刻に関する調査によると、ビジネスの場ではたとえ5分程度の”ちょい遅刻”であっても、8割以上の人が「相手の印象が下がる」と答えています。(通勤総研調べ)
乗り換え経路、駅の出口、駅からの道、所要時間など、前日までにしっかりシミュレーションしておきましょう。
「用意バッチリ、約束時間を守れる!」
基本的なことですが、これらがきっちりできるライターは、初対面から印象よいこと間違いなしです。
ライティングスキルや取材にまだ自信がない……という方も、まずはこの基本事項をおさえておきましょう
駅から近いし大丈夫〜余裕〜と思っている場所に限って、意外と迷うもの。
特に、都内の駅って、出口めちゃめちゃありますよね。
何度迷って冷や汗かいたことかわかりません!(小心者な上に、地図も読めない)
わかりにくい場所は、Googleマップのストリートビューで目安になる建物などチェックしておくと、安心ですよ。そこまで迷う人、あまりいないかもしれませんが……(笑)
いよいよ取材当日!現場付近への到着は30分以上余裕を持って
さあ、ここまでしておけば、だいぶ安心材料がそろいましたね。
あとはぐっすり眠って当日現場に向かうだけです。
と、ここでダメ押しの緊張防止策を。
最寄り駅、もしくは取材場所付近には、30分以上の余裕を持って到着しておきましょう。
その理由を、私の実体験をもとにご紹介します。
・文房具など忘れたときも、コンビニへ買いにいける
・駅の出口が封鎖されているなど、想定の経路を使えなくても対処を考えられる
・お腹の急降下があっても、落ち着いてトイレに行ける
これ、全部経験しました(笑)。でも、時間に余裕があったからこそ、ことなきを得たんです。
特に、大事にしているのはトイレです。緊張しやすい人はわかると思いますが、トイレ問題は深刻ですよね。
それに、できれば綺麗なトイレに行って、メイクとかも直したいじゃないですか!(要望が多い^^;)時間の余裕は重要です。
1時間以上前に到着してみたこともあるんですが、そのときは逆に時間を持て余しすぎて、余計に緊張しました……余談です。取材前にカフェでゆっくり準備〜〜とか憧れるんですがね。
まとめ
取材で緊張しないためのルーチンをご紹介しました!
1.質問の整理とプリントアウト
2.公式情報を下調べ
3.持ち物と経路のチェック
それにプラスして、「取材現場に30分以上前に到着する」がポイントです。
これらをしっかりこなしておけば、今みなさんが抱えている取材に対する不安や緊張が格段に軽くなるはずです!
ドキドキハラハラに邪魔されず、みなさんの持っている力を存分に発揮できる楽しい取材になりますように。
ぜひ、試してみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!